言葉が遅い子を子育て中。原因とチェックすること。家で出来ること。
まず先に、言葉が遅い=発達障害ではないことを書いておきます。
岡田准一さんは、3歳まで喋らなかったの有名な話ですよね。
我が子は二人とも言葉が遅かったです。精神的に追い詰められるほど悩みました。このブログに来てくださった方は、我が子を思って辛くなったり不安になったりで色々と検索されていることと思います。
言葉が育つステップについて
岡田准一さんは3歳の誕生日に「それは違うと思う」と突然話したそうです。そんなケースもあると思いますが、基本的には子供たちは言葉が育つステップがあります。その成長のスピードには個人差がかなり大きくあります。
STEP1 泣く
産まれてすぐの赤ちゃんは、泣くことで「おなかがすいた」「おむつが気持ち悪い」「さびしい」など自分の不快な状態を知らせます。
STEP2 クーイング(生後2か月頃)
「あー」「くー」などの柔らかい声のことをクーイングと呼ばれます。赤ちゃんがご機嫌の時にだす声と言われています。
STEP3 喃語(生後5か月頃)
「ばぶー」などといった喃語(なんご)を発し始めます。
STEP4 指さし(10か月頃)
喃語を発し始めて数か月すると興味のあるものに指さしを始めます。知っているもの、知らないものがハッキリしてくる頃で人見知りが出てくることもあります。
STEP5 一語文(1歳頃)
特定のものを指して言葉を発する一語文を話すようになります。例えば「まんま」や「ママ」などです。
STEP6 二語文(1、2歳頃)
一語文が出てくると次は「名詞+動詞」の二語文を話し始めます。「ママ、こっち」「まんま、ちょーだい」などです。
ステップ7 三語文(2,3歳頃)
さらに成長すると「ママ、バナナ、ちょうだい」など三語文を話すようになります。
さらに成長し、2〜3歳頃になってくると、「ママ、こっち、きて」「ぼく、ジュース、ほしい」など、主語+目的語+述語で構成される三語文を話すようになります。
少しずつ言葉が増える子もいれば、ある日突然言葉が溢れる子と子供によって違います。うちは、長男は少しずつ。次男は突然ふえました。
言葉が遅れる原因とチェックすること
原因には下記のようなことが考えられています。
1、単純性言語発達遅延
単に言葉が遅いだけのケースです。言葉以外ではコミュニケーションがとれていたり、言葉での指示は理解しているようだと成長とともに自然と言葉が身についてきます
2,内向的な性格で言葉数が少ない
自分をアピールする意欲が少ないと、必然的に言葉数が少なくなることがあります。
□周囲の言っていることを理解しているか
3、言葉が理解できていない
何を言っているのかが理解できていないと言葉を話すことはできません。言葉を耳にする機会が少なく子供自身に言葉が蓄積されていない場合と脳の処理に問題があるケースがあります。
4、言葉が聞き取れていない
聴覚に問題があり、そもそも言葉が聞き取れていない場合は言葉の発達が遅れてしまいます。
□名前を呼んだら振り返るか
□「わんわん、どれ?」「くるま、どれ?」などの問いに答えられるか
□普段の生活音、オモチャやテレビの音に反応しているか
5、言葉を発する機会を失っている
家族や周囲の人間が先回りして行動することで発言の機会を奪ってしまっていることも考えられます。
6,自閉症スペクトラム症などの発達障害
知的障害が無い場合でも自閉症スペクトラム症などの発達障害が原因で言葉が遅れたり、逆に遅れてはないけれど年齢に合わない達者すぎるなど偏りが生じる場合があります。質問に答えない、オウム返しするなどコミュニケーションが取りにくいのが特徴です。
□話しかけても視線が合わない
□名前を呼んでも反応しない
□親が「見てごらん」と指さしても、その方向を見ない
□興味を持つものが限られている(回るもの、光るもの、水など)
□こだわりが強く思い通りにならないと癇癪をおこす
冒頭にも書きましたが、当てはまるから発達障害!ではありません。ですが、もし気になる点があるのであれば検診で担当してもらった保健師さんや地域の職員さんに相談されると良いでしょう。
言葉の発達を促すには?
言葉の発達を促すために本で勉強したこと、地域の心理士さんや児童発達支援(療育)の先生にアドバイスもらったことなどから我が家が取り入れて良かったことをまとめます。
発達が気になる赤ちゃんにやってあげたいこと 気づいて・育てる超早期療育プログラム (健康ライブラリー) [ 黒澤 礼子 ] 価格:1540円 |
なんとなく気になるな・・の段階で初めて購入した本。「赤ちゃんに」となっていますが、4、5歳向けのことも書いてあり長く読める本です。イラストも多いし全体的に優しい雰囲気で書かれていて非常に読みやすいです。
●笑い声を言葉につなげる
●声かけの仕方を意識する
●間違いを指摘しない
●たくさんお話をする
●体をしっかり動かす
●絵本の読み聞かせをする
●子供同士の触れ合いを増やす
笑い声を言葉につなげる
自然に声が出る機会を増やす。くすぐりっこのような体を使った遊びをしました。
子供が「アー」と発したら大人もマネて「アー」と返しました。子供が発した言葉に反応をするようにしていました。
声かけの仕方を意識する
実物や絵本を見せて物の名前を教えました。お出かけをするときは「靴」「靴を履くよ」と言ったり長すぎない今理解できる言葉で話すのがポイントです。
ある程度、単語の数が増えてきたら一つ語を付け加えるのもやってみました。子供が「りんご」というと「赤いりんごだね」。お子さんが「赤いりんご」といえば「赤いりんご食べようね」といった具合で単語なら2語文、二語文なら三語文といったようにです。
間違いを指摘しない
子供にとって発音が難しい言葉は、うまく言えないもの。せっかく話し出したのだから正しく教えてあげた方が良いのかな?とも思いました。
言語聴覚士の方に「指摘されると嫌になる子もいるよ」やる気がなくなっちゃうこともあるよ
たしかに!せっかく頑張っているのに隣でアレコレ言われたら、嫌になりますもんね。「むしろ言い間違い、かわいいな」って思えるようになりました。
たくさんお話をする
子供と話す時に意識すると良いことも教えてもらいました。
①子供が好きなもの、注目しているものに興味をもち一緒に話す
②子供と同じ目線、子供の視界に入って話す
子供が、とても集中している時は見守るようにしていました。そうでもない時は子供が見ている絵本、テレビやYouTube、おやつ、色々なことを話しました。短い言葉で話す・・・喋りだすと止まらない私には難しいことでした。
言葉については、児童発達支援(療育)に通うようになるとスグ出ました。やはりプロの方は関わり方が違いますね。
体をしっかり動かす
公園に行ったり、お散歩したり。言葉が遅いと思った頃から児童発達支援(療育)に通っているのですが、身体全体を大きく動かしたり指先を動かすなどがトレーニングに組まれています。
絵本の読み聞かせ
とにかく絵本は、よく読みました。子供が興味を持つような色鮮やかなイラストや簡単な文でできています。語彙力にプラス想像力も培うことができますね。
子供が気になるそぶりを見せたページは、そのページでとめて「ねこだね(ニャーニャーだね。でもOK)」などと声をかけてあげます。そうして言葉を覚えていくそです。
子供同士の触れ合いを増やす
心理士さんに診てもらう度に言われました。息子には、それが一番効果があるだろうと仰っていました。
そこで支援センターに行くのですが、周りとの違いに悲しくなって泣きながら帰りました。一歳半検診を終え、二歳になると周りとの違いが目につくようになりました。また、二人目を妊娠中で心身ともに疲れきっていました。
特に子育てに関してはネガティブ思考なので、すぐに思いつめてしまいます。
お金はかかりましたが、一時預かりを利用しました。子供は他の子と一緒に過ごすことができ、私は体を休めたり家事をしたりリフレッシュすることができました。
保護者ご自身のケアも忘れないでくださいね
発達障害ではなくても子育ては難しいものです。自分の思い通りにいかないことばかりです。それでもやはり、我が子が他の子と違うかも?となれば不安です。漠然と将来が不安です。公共の場で癇癪を起せば周りに何を言われるか気になります。
とにかく心配で!検索ばかりしてます
わかります!私も検索しては泣いてました。
今でも検索することは多いです。でも寝る前の検索は止めました。心配なことを検索して安心して眠りについたことなんて一度もないからです。たいてい、どうしようもない不安に襲われて泣きながら寝てしまう。精神的によくないと思い、やめました。
寝る前は、まったく子育てに関係ないことを考えるようにしています。
自分には関係ない恋愛ものも目の保養になったりTLとかも絵がきれいで読みやすいのも多かったです。ギャグ漫画も笑えました。とにかく子育てに関係ないものを読み漁っていました。
ずっと子供のことだけ考えていたら苦しいです。息抜き大事!お友達はジムに通ってます。自分自身と向き合うことが増えて、逆に子供のことで起こってもないことを心配したり将来を悲観することが減ったそうです。
言葉が遅かった我が子の「今」
●長男
1歳半の時点で単語が4,5個。3歳になる直前で二語文を喋りだしました。その後は、言葉が遅れるというよりコミュニケーションをとること。感情のコントロール、不器用さが課題となっています。自閉症スペクトラム症の傾向ありと診断されています。まあ・・・軽度の自閉症スペクトラム症だと思っています。
●次男
幼稚園に入園し夏休みくらいまでは「〇〇〇(自分の名前)」を呟くのが精いっぱい。でも、こちらの言っていることは十分に理解していたので、そのうち喋りだすだろうと思っていました。年少の2学期から少しずつ増えましたが活舌の悪さが課題となっています。
参観や発表会などでも特に目立った様子もなかったので長男ほど悩んでいなかったのですが「言葉での指示が通りにくい」「話がながくなると、聞いていない」など聞く力を指摘されるようになりました。今後は次男の就学相談が必要になってきました。
私が意識していることです。
・子供の「好き」「得意」を意識する。これが一番成長に繋がります
・子供の「嫌い」「苦手」は親では難しいことも。無理だなと思ったらプロに頼ります
・親がストレスをためない(これが一番難しい)
一緒に、がんばりましょ!